外壁の耐用年数はどれくらい?効率的なリフォームポイントをご紹介

外壁の耐用年数はどれくらい?効率的なリフォームポイントをご紹介
外壁の耐用年数は、塗料や外壁材などにより大きく異なります。長いものは20年ほどもちますが、短いものは3年ほどしかもたないものもあります。理想のメンテナンスになるように、外壁の耐用年数にも目を向けるようにしてみましょう。外壁の耐用年数について、様々な角度から詳しくご紹介していきます。

外壁の耐用年数とは?


外壁の耐用年数というのは専門用語なので、まずは外壁の耐用年数とは何を指すのかを解説していきます。

外壁の耐用年数というのは、外壁を使える予定の年数を表します。その耐用年数というのは、大きく分けて2つあります。まず1つ目は、外壁素材自体の耐用年数であり、国税庁が公表している各外壁建材の寿命の年数となります。

2つ目は、外壁の膜を担っている塗料の耐用年数です。塗料の耐用年数とは、各塗料メーカーが外壁に使うことができる様々な塗料に対して塗装完了後から何年間の耐久性を保っていられるかを示した年数のことをいいます。

外壁素材の耐用年数


外壁に使う素材によっても耐用年数に大きな差があります。中でもメンテナンスフリーに最も近い外壁素材がタイルで、耐用年数の目安は約40年となっています。しかし、タイル外壁はメンテナンスの手間や費用はあまりかかりませんが、他の外壁素材と比べて材料費が高く、また手間がかかる工事になるため初期費用が高額になってしまいます。

外壁素材の中で1番耐用年数が長いのが、コンクリート壁です。耐用年数の目安は60~100年で、メンテナンス周期は15~20年です。また、ALCボードも耐用年数は60年と長いですが、10~15年周期のメンテナンスが必要となります。コンクリート壁とALCボードは耐用年数が長いですが、定期的なメンテナンスが必要となります。

外壁素材で主流となっているサイディング外壁は、耐用年数の目安は約40年どとなっていますが、素材によりメンテナンス周期が違い、窯業系サイディングボードで7~8年、金属系サイディングボードで10~15年、木質系サイディングボードで8~12年、樹脂系サイディングボードで10~20年となっています。

モルタル壁の耐用年数の目安は約30年ほどとなっており、メンテナンス周期は8~10年となっています。

コーキングの耐用年数


コーキングの耐用年数
外壁に欠かせないのが、外壁のジョイント部分や窓まわりに充填するコーキングです。コーキングは外壁が受ける衝撃などのクッション材の役割を担っていることにより、劣化が激しい部材です。そのため、思いのほか耐用年数は短いので、要注意の部材となります。

耐用年数の目安は約5~10年で、場合によっては外壁の塗膜や外壁素材よりも早く劣化してしまうことがあり、劣化した隙間から雨水などが侵入してしまい雨漏りとなってしまうことがあります。

外壁からの雨漏りのほとんどがコーキングからの原因となっているので、寿命かなと思ったら即打ち替えが必要となります。

外壁塗料の耐用年数


各メーカーにて公表している塗料自体の耐用年数は、塗料の種類によって年数が変わります。

  • アクリル系塗料:4~7年
  • ウレタン系塗料:6~10年
  • シリコン系塗料:8~15年
  • ラジカル計塗料:8~15年
  • 光触媒塗料:10~15年
  • ピュアアクリル塗料:12~15年
  • フッ素系塗料:15~20年
  • 無機系塗料:15~20年

これらの耐用年数の数値は、各塗料メーカーにて促進耐候性試験機を使って塗料の耐久性や耐用年数を検証しています。

塗料の耐用年数でいうと、フッ素系塗料や遮熱塗料、無機系塗料が1番耐用年数が長く、アクリル塗料は耐用年数が1番短い塗料です。そして価格も耐用年数に比例し、耐用年数が長いほど価格が高く、耐用年数が短いほど価格が安くなります。

普及品の塗料は耐用年数が中間のシリコン系塗料であり、現在はシリコン系塗料が主流となっております。塗装屋さんに塗料の指定をせずに見積もりをお願いすると、耐用年数が長くコストが安いという面からシリコン形塗料を勧められることが多くあります。

外壁塗料の耐用年数の判断方法


上記でお話した外壁塗料の耐用年数の目安は、あくまで塗料メーカーが実験結果に基づき発表している年数であり、実際の環境下での結果ではありません。そのため、実際の耐用年数というのは異なります。実際の外壁塗料の耐用年数は何を基準に把握すべきなのか、それは実際、外壁の塗膜に起きている状態をチェックすることが1番の方法です。

外壁の塗膜の劣化状態というのは、チョーキングの発生、カビやコケの発生、ひび割れ、剥がれ、汚れ、錆びの目立ちなどです。 塗膜というのは新しい状態の時はとても綺麗ですが、年数が経っていくことによりこれらの症状が出てくるようになります。早い場合は10年も経たないうちに発生してしまうこともあり、立地条件や雨が多いなどの地域性により塗膜の寿命が短くなってしまう場合もあります。そのため、定期的に外壁をチェックして不具合が発生していないかのチェックを行うようにしましょう。

外壁の塗膜と建物の耐用年数の関係性


外壁塗膜と建物の耐用年数の関係性
外壁の塗膜が劣化してしまっても、外壁素材で建物を守っているから大丈夫と思われる方もいると思います。しかし、それは大きな間違いです。外壁の塗膜のおかげで外壁素材を守ることができます。そのため、塗膜が劣化してしまうと外壁材、そして建物自体をしっかり守ることができません。

また、外壁の塗膜の劣化により外壁の防水力が低下してしまい、外壁素材に雨などの水分が浸入してしまいます。外壁を通ってきた雨水は建物に浸透してしまい、建物構造材の浮腐食、断熱材への水分の浸透による断熱効果の低下、カビの増殖、ついには構造材の腐食による構造力の低下により建物崩壊へと繋がってしまいます。

外壁の塗膜の劣化により建物に様々な悪影響を与えてしまい、大事な建物をダメにしてしまいます。そのような最悪な状況にしないためにも、塗膜は常にしっかりとした状態にしておかないといけないのです。

外壁の耐用年数が過ぎている場合の対処方法


外壁の重要性を理解していても、うっかり外壁の耐用年数が過ぎてしまう場合もあります。外壁の耐用年数が過ぎている場合は何らかのダメージが建物に発生している場合がありますので、危険な状態といえます。まずは、リフォーム屋さんにお願いをし、プロの目で点検をしてもらいましょう。

外壁の耐用年数が過ぎている場合、外壁の補修や建物内部の補修が必要となる場合が一般的です。

外壁のメンテナンスさえ定期的に行っていれば、多額な費用はかかりません。周期的に外壁のメンテナンスを行い、建物の耐用年数に影響を与えないことが非常に大事となります。

外壁の耐用年数を長く保つためのリフォームポイント


外壁の耐用年数をより長く保つためには、様々なポイントに目を向けて外壁に負担を掛けないことが大事となります。

1つ目のポイントは、建物の立地や地域などの環境を把握することです。建物の外部への影響は、立地や地域によっても耐用年数が大きく異なります。雨が多い地域や湿気が多い地域の場合は、建物周りに物を置かずに風通しを良くする事が大事となります。風通しを良くしておけば雨や湿気の水分の対流を防ぐことができるので、外壁の負担を与えずに済みます。

2つ目は、外壁塗装に使う塗料にこだわることです。外壁の塗膜というのは、塗料の耐用年数によって大きく異なります。塗膜を長持ちさせたい場合は、耐用年数が長くてコストパフォーマンスが良い塗料を選ぶようにしましょう。長持ちする塗料で外壁に使われる事が多いのが、フッ素系塗料です。

ただし、フッ素系塗料は価格が高いのが難点です。コストパフォーマンスと耐久性を兼ね揃えているのは、シリコン系塗料やラジカル塗料です。

3つ目は、丁寧な塗装工事を行うことです。塗装工事というのは液体を使う湿式工事なので、塗装の仕方により塗膜の精度が大きく変わります。ここでよくあるトラブルが、悪徳業者に騙されてしまうということです。既定の塗布量を守らないことや塗料を薄めて使う塗装工事では塗膜が外壁素材になじまなく、直ぐに剥がれてしまいます。

外壁塗装工事は訪問業者にうっかり騙されてしまう方もいるようですが、訪問業者は悪徳業者が多い傾向があるので絶対に依頼しないようにしましょう。地元で評判が高い業者にお願いすることで、完璧な塗装工事にすることができます。

4つ目は、塗料の塗回数を増やしてもらうことです。塗膜というのは、塗る回数を増やすことでしっかりとした塗膜にすることができます。一般的に、外壁の塗装工事は下塗りを入れて3回塗りとなっています。耐用年数を高めない場合は、もう1~2回ほど塗回数を増やしてもらうと良いでしょう。

もちろん塗布回数を増やすと費用も高くなってしまいますが、しっかりとした長持ちする塗膜にするためには必要経費といえます。

まとめ


いかがでしたでしょうか。
外壁の耐用年数は、様々なポイントにより大きく変えることができるということがわかると思います。大事な建物を長く使い続けるためには、しっかりとした外壁を保つ事が非常に大事となります。建物に一日でも長く住み続けることができるように、頼りになる強い外壁を保ちましょう。
 

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